いやなことがあっても
なますて
これはネパールに限ったことじゃないかもしれない。
でも、ネパールに来て気づいたことがあります。
というよりも改めて気づいたことが。
先日、嫌なことがありました。
正確にいうと、嫌な気分にさせられました。
しかも、相手は全くそんな気もなく私に普通に接していたのだと思います。
私はこのネパールに来てからというものの、
ネパール人に甘えていたんだと思います。
たいてい、日本人でネパール語が話せるとなれば
老若男女問わず、興味をもつ、それとなく微笑みながら話してくれます。
親身に話しを聞いてくれる。助けてくれる。(時間があって世話好きな人が多いので)というのが初対面でも多かったです。
話す前は仏頂面でもネパール語で話したとたん、警戒心がなくなったとかあります。
しかし、彼女は違いました。
私が面倒なことを片言のネパール語で言ったことに腹を立てたのか、
接客業なのに一回も微笑みすらなかったのです。
どこか違う国の人かと思うほど、ネパール人らしくなかった。
よく言えばサバサバ。悪く言えば、愛想もない人。
日本だったらそんな人、たくさんいるのでいちいちめげることは
ないけど、さきに述べたようなネパール人に慣れ切った私はショックと怒りが湧いてしまいました。
そして、モヤモヤしてそのお店を後にしました。
とぼとぼ歩きながらバスが来るのを待つのですが、こういう時に限って全く来ない。
いつもなら山手線並みにくるのに。
ネパールのバス事情は、都市部を除いて、ルート上であればどこでも止まって、どこでもおろしてくれるシステム。
仕方なく、近くでバス待ちをしてるお姉さんと話すことに。(人数がいる方が止まってくれる確率が高まるので)
ほんとに他愛もないこと どこからきたの、どこに住んでるの、
ネパールでなにしてるの?
とか話しているうちに、近くのお家で暇そうに座ってたおばちゃんも話に参加。
そうやって15分くらい他愛もない話した。
そしたら、あら不思議。
さっきの嫌な気分はどこかにいったみたい。
ネパール人に嫌な思いをさせられた。
↓
だから、ネパールが嫌いになった
↓
日本に帰りたい
というパターンもあるはずだけど、
ネパール人に嫌な思いをさせられた
↓
でも、他のネパール人にその思いを打ち消してもらえた
↓
ネパール嫌いにならずに済んだ
↓
ハッピー
ともなる。
この間に日本人と話したら、きっと私はもっと嫌なところ探しをしてた。
そんな大げさにする話ではないかもしれないけど、
結局、どこの国にいても1対1の人との関係なんだ。
恋愛で傷ついた心は恋愛で癒えるように
ネパール人で傷ついた心はネパール人で癒せばいいのかなぁ。